デポジットポリシーを設定する

料金の未払いを防ぐために、事前にデポジットポリシーを設定しましょう

🦅 デポジットポリシーは、予約時やチェックイン時に宿泊施設がゲストから保証金を預かるルールを定めたものです。宿泊料金の一定割合や固定金額を事前決済する方法が一般的で、キャンセル料や追加費用が発生した場合に充当されます。ポリシー内容は施設側が設定し、予約エンジンやゲストポータルでゲストに表示されます。
ここでは、デポジットポリシーの設定方法や適用方法についてご紹介します。


目次

デポジットポリシーにアクセスする手順

デポジットポリシーの設定手順

デポジットポリシーを編集する手順

デポジットポリシーはどこに表示されますか?

デポジットポリシーにアクセスする手順

  1. メインメニューから「施設」をクリックします。
  2. サブメニューの「ポリシー」をクリックします。

デポジットポリシーの設定手順

  1. デポジットの課金方法を設定します。5つの選択肢があり、選択した方法によっては追加の入力フィールドが表示されます。

  2. デポジット方法を選択したら、右下の「送信」ボタンをクリックして設定を完了します。

パーセント

「予約の際に合計金額の何パーセントを設定しますか?」にデポジットとしてゲストへ請求する合計金額のパーセンテージを入力します。

ケース1:5日前のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「7日前に20%請求」とデポジットポリシー「100%を事前決済」の設定では、次のように処理が行われます。

  1. 7日前:宿泊料金の100%(30,000円)が事前決済されます。
  2. 5日前にキャンセル
    • キャンセル料(20%):6,000円を施設が徴収します。
    • 返金額(80%):24,000円を施設が決済サービスを通じてゲストに返金します。
      💡WASIMILのフォリオ機能では返金処理を行うことができません。必ず決済サービスを通じてゲストに返金してください。


ケース2:前日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「前日以降は50%請求」、デポジットポリシー「100%を事前決済」と設定されている場合、次のように処理が行われます。

  1. 5日前:宿泊料金30,000円が事前決済されます。
  2. 前日キャンセル
    • キャンセル料(50%):15,000円を施設が徴収します。
    • 返金額(50%):残りの15,000円を施設側が決済サービスを通じてゲストに返金します。
      💡WASIMILのフォリオ機能では返金処理を行うことができません。必ず決済サービスを通じてゲストに返金してください。

ケース3:当日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「当日は100%請求」、デポジットポリシー「宿泊料金の50%を事前決済」と設定されている場合、次のように処理が行われます。

  1. 5日前:宿泊料金の50%(15,000円)が事前決済されます。
  2. 当日キャンセル
    • キャンセル料(100%):宿泊料金の全額(30,000円)がキャンセル料として発生します。
    • デポジット充当:事前決済分15,000円がキャンセル料に充当されます。
    • 追加請求:不足分の15,000円を施設がゲストに請求します。

固定金額

「1予約あたりデポジットとしていくら課金しますか? 」に固定料金を入力します。
ケース4:前日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「前日以降は宿泊料金の50%請求」、デポジットポリシー「固定金額15,000円を事前決済」と設定されている場合、次のように処理が行われます。

  1. 5日前:デポジットとして固定金額15,000円が事前決済されます。
  2. 前日キャンセル
    • キャンセル料(50%):宿泊料金の50%(15,000円)がキャンセル料として発生します。
    • デポジット充当:事前決済された15,000円がそのままキャンセル料として充当されます。
    • 追加請求なし:デポジットがキャンセル料に充当されるため、追加の支払い・返金は発生しません。

初日の価格

1泊分の宿泊料金または1泊目の宿泊料金をデポジットとして設定します。

「手数料と税をデポジットの一部に含めますか?」で、手数料や税金を予約金に含める場合は「はい」を、含めない場合は「いいえ」を選択してください。
ケース5:前日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「前日以降は宿泊料金の50%請求」、デポジットポリシー「初日の価格(10,000円)を事前決済」と設定されている場合、次のように処理が行われます。

  1. 7日前:デポジットとして初日の価格10,000円が事前決済されます。
  2. 前日キャンセル
    • キャンセル料(50%):宿泊料金の50%(15,000円)がキャンセル料として発生します。
    • デポジット充当:事前決済された10,000円がそのままキャンセル料として充当されます。
    • 追加請求:不足分の5,000円を施設がゲストに請求します。

デポジットなし

予約の際、ゲストにデポジットを請求しない設定です。初期設定は「デポジットなし」の設定にされています。
ケース6:前日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「前日以降は宿泊料金の50%請求」、デポジットポリシー「デポジットなし」の場合、次のように処理が行われます。

  1. 予約時:デポジットは請求されません。
  2. 前日キャンセル
    • キャンセル料(50%):宿泊料金の50%(15,000円)がキャンセル料として発生します。
    • 請求の発生:事前決済がないため、施設はキャンセル料15,000円をゲストに請求します。

現地決済

デポジットを事前に請求せず、ゲストが到着後に宿泊料金やデポジットを現地で支払うことになります。

ケース7:前日のキャンセル(宿泊料金30,000円:1泊10,000円 × 3泊)

💡ポイント

キャンセルポリシー「前日以降は宿泊料金の50%請求」、デポジットポリシー「現地決済」と設定されている場合、次のように処理が行われます。

  1. 予約時:デポジットや宿泊料金の事前決済は行われません。
  2. 前日キャンセル
    • キャンセル料(50%):宿泊料金の50%(15,000円)がキャンセル料として発生します。
    • 請求発生:ゲストの到着前に支払いが行われていないため、施設はゲストに対しキャンセル料15,000円を請求し、回収する必要があります。


 


デポジットポリシーを編集する手順

  1. デポジットポリシー作成の手順と同様に既存のデポジットポリシーを上書きします。
  2. 最後に、画面右下の「送信」ボタンをクリックすると、デポジットポリシーが適用され保存されます。
    💡変更された内容は、今後の予約にのみ反映されます。



デポジットポリシーはどこに表示されますか?

予約エンジン

ゲストが予約エンジンから予約を進め、「利用規約・宿泊約款」にアクセスした際に表示されます。

支払い処理へ進むと、以下のように実際のデポジット金額が表示されます。
💡この予約の場合、キャンセルポリシーに基づき、チェックイン日の3日以内にキャンセルされた場合、全宿泊料がキャンセル料として決済されます。チェックイン日の3日以上前にキャンセルされた場合、デポジット金額は決済されません。

ゲストポータル

ゲストがオンラインチェック後にアクセスできるゲストポータルにログインすると、デポジットポリシーが表示されます。

👉ゲストポータルの詳細については、こちらの記事をご確認ください。