パフォーマンスダッシュボードを活用して、宿泊施設のパフォーマンスを可視化しましょう
🦅 パフォーマンスダッシュボードは、宿泊施設にとって重要な指標である稼働率や客室販売数を、わかりやすく可視化したレポート機能です。施設全体の状況を把握し、課題の発見や改善策の検討に役立ちます。
この記事では、パフォーマンスダッシュボードの内容と活用方法についてご紹介します。
目次
パフォーマンスダッシュボードではどのような情報を確認できますか?
パフォーマンスダッシュボードへアクセスする手順
- メインメニューから「レポート」アイコンをクリックします。
- サブメニューから「ダッシュボード」をクリックします。
- サブメニューから「パフォーマンスダッシュボード」をクリックします。
パフォーマンスダッシュボードではどのような情報を確認できますか?
(A) 日付の選択
- 日付選択フィールドをクリックして、特定の日付または日付範囲を選択します。
- 「虫眼鏡」ボタンをクリックするとデータが表示されます。
(B) 表示単位の切り替えと指標設定
表示単位(日次・月次・年次)の切り替え
画面右上の「日次」「月次」「年次」ボタンを使って、表示するデータの単位を切り替えることができます。
- 日次:1日ごとの詳細な稼働データを確認できます。
- 月次:月単位での傾向や平均値を把握できます。
- 年次:年間を通じた推移や変化を大まかに確認できます。
この切り替えにより、グラフや表に表示される内容も自動的に更新されます。
設定メニュー:分析軸と指標の選択
「設定」ボタンをクリックすると、グラフや表の表示内容を変更できる設定メニューが表示されます。
分析軸の選択
データをどの観点で分類するかを選ぶことができます。選択できる項目は以下の通りです:
- 客室タイプ
- 顧客の特徴(例:ファミリー、カップルなど)
- 国
- 予約経路
- 性別
たとえば、「予約経路」を選ぶと、OTA、自社サイト、電話予約などの販路ごとに指標を比較できます。
指標の選択
表示する数値指標を切り替えることができます。以下の項目から選択できます:
- 稼働率
- 宿泊者数
- 平均宿泊日数
- 平均リードタイム
- 客室料金売上
- 売上
- ADR(平均客室単価)
- RevPAR(販売可能客室1室あたりの売上)
分析軸と指標を組み合わせることで、より多角的なパフォーマンス分析が可能になります。
(C) 指標の確認
- 稼働率:客室販売数を総客室数で割った値です。
- 客室販売数:実際に販売された客室の数です。
- 宿泊者数:延べ宿泊者数を示します。
- 平均宿泊日数:宿泊者1人あたりの平均滞在日数です。
- 平均リードタイム:予約日から宿泊日までの平均日数です。
- 客室料金売上:税抜の宿泊料金の総額です。
- 売上:客室料金に加え、その他の売上を含んだ全体の売上金額です。
- ADR(平均客室単価):1室あたりの平均販売単価を示します。
- RevPAR:販売可能な客室1室あたりの売上で、稼働率とADRを掛け合わせて算出します。
(D) 稼働率の可視化グラフ
積み上げ棒グラフと折れ線グラフの切り替え
稼働率は、客室タイプ別に色分けされた積み上げ棒グラフまたは折れ線グラフで可視化されます。画面右上のアイコンから、表示形式を切り替えることができます。
-
積み上げ棒グラフでは、各日の稼働率を客室タイプ別に比較できます。
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折れ線グラフでは、各タイプの稼働率推移を線で追うことができます。
💡 グラフ上にカーソルを合わせると、日付ごとの稼働率の数値や構成比(%)がツールチップで表示されます。
(E) 実績テーブル
実績テーブルでは、各客室タイプや日付ごとの稼働率などのデータを表形式で確認することができます。指標や表示項目を切り替えることで、分析の幅を広げることができます。
指標の切り替え
右上の「設定」ボタンから、表示する指標を自由に選択できます。チェックボックス形式で複数の指標を同時に表示することが可能です。
選択できる指標:
- 稼働率
- 宿泊者数
- 平均宿泊日数
- 平均リードタイム
- 客室料金売上
- 売上
- ADR
- RevPAR
💡 表のデータは、選択した指標に応じて自動で切り替わります。
表の表示・出力操作
実績テーブル右上には、便利な操作アイコンが並んでおり、以下のことが可能です
- a: 表に表示する列を選択
- b: フィルターの適用
- c: 表の密度を変更
- d: データのダウンロード(CSV形式など)
- e: 表の印刷
- f: 表の全画面表示
💡 必要な形式でデータを出力して、社内報告や分析に活用できます。