自動支払いポリシーを設定する
施設に適した自動支払いポリシーを設定しましょう
🦅自動支払いポリシーを活用することで、チェックインやチェックアウトのタイミングに応じた柔軟な支払い処理が可能になります。特別料金プランにポリシーを紐づけることで、予定されたデポジットや宿泊費を自動で請求でき、ゲストへの請求が効率化されます。
これにより、スタッフの業務負担を軽減し、支払いの透明性と一貫性を向上させます。ポリシーは予約時点で適用されます。
自動支払いポリシーにアクセスする手順
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メインメニューから「施設」をクリックします。
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サブメニューの「ポリシー」をクリックします。
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自動支払いポリシーのセクションまでスクロールします。

自動支払いポリシーと実際の決済タイミング
自動支払いポリシーでは、あらかじめ設定した条件にそって、宿泊料金の支払いを自動で行うことができます。
ここでよく混同されるのが「キャンセルポリシー」や「デポジットポリシー」との違いです。
- キャンセルポリシー
→ キャンセルがあったときに「どのくらい請求するか」を決めるルールです。 - デポジットポリシー
→ 予約時に前金を取るルールで、キャンセルポリシーと連動して機能します。
(例:キャンセル料が発生した場合、すでに受け取ったデポジットをその分に充てます。) - 自動支払いポリシー
→ 実際に「いつ請求を実行するか」を決めるルールです。キャンセルポリシーやデポジットポリシーとはシステム上つながっていません。
(ただし、運用上はキャンセルポリシーの発効タイミングやデポジットの回収に合わせて設定されることが多いです。)
👉 この3つはシステム上で直接つながっているわけではありません。
ただし、施設側の運用をシンプルにするために、キャンセルポリシーやデポジットポリシーと同じタイミングで自動支払いを設定することが多く、その結果「連動しているように見える」ケースが一般的です。
■使える場面と対象
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設定できるのは特別料金プランのみです。
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自動支払いの対象は宿泊料金のみです(オプションや附帯サービスは含まれません)。
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実際の支払い処理(事前承認や決済の確定)は、Stripe や Square などの決済サービス側で自動的に行われます。施設側での操作は不要です
■設定例
【例1】キャンセル料を前払いで確実に取りたい
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キャンセルポリシー:「チェックイン2日前から100%請求」
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自動支払いポリシー:「チェックイン2日前に自動請求」
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デポジットポリシー:不要
👉 チェックイン2日前になった時点で、キャンセル料と支払いが自動的に一致します。
【例2】予約時に一部だけ前金を取りたい
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デポジットポリシー:「予約時に30%前金」
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自動支払いポリシー:「残りをチェックイン日に請求」
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キャンセルポリシー:「チェックイン日以降は100%請求」
👉 予約時に30%を押さえて、残りはチェックイン日に自動請求されます。
【例3】宿泊後にまとめて請求したい
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キャンセルポリシー:「チェックイン以降は100%請求」
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自動支払いポリシー:「チェックアウト翌日に自動請求」
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デポジットポリシー:不要
👉 滞在後に全額が請求されます。キャンセルしてもチェックイン後は100%なので同じ金額が請求されます。
💡 ポイント
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キャンセル料を確実に回収したいときは キャンセルポリシーと自動支払いポリシーを同じ日に揃える
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前金を取りたいときは デポジットポリシーを組み合わせる
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宿泊後に請求したいときは キャンセルポリシーを厳しめに設定する
■よくあるご質問
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すぐに支払いが発生するのはどんなときですか?
設定した支払いタイミングが「すでに過ぎている場合」、予約後すぐに決済が実行されます(反映まで10分ほどかかる場合があります)。 -
デポジットと一緒に使ったら二重に請求されませんか?
デポジットで一部を回収済みなら、その金額を差し引いた残りの宿泊料金だけが自動で請求されます。 -
設定金額が宿泊料金より多いとどうなりますか?
実際に請求されるのは宿泊料金までです。設定額が大きくても、宿泊料金を超えて請求されることはありません。 -
%指定はどう適用されますか?
宿泊の合計金額(全泊分)に対して計算されます。 -
予約後に宿泊日を変更したら?
まだ請求が実行されていない場合は、新しい宿泊日にあわせて支払いのタイミングが自動で再計算されます。 -
すでに予約があるときにポリシーを変更したら?
予約作成後に変更した内容は反映されません。作成時の設定が適用されます。
■決済サービスでの事前承認(オーソリ)の扱い
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Stripe の場合
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事前承認の有効期間は通常7日間(特定業種では最大30日まで延長可能)
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キャンセルがあった場合、承認は自動的に解除され、施設側の操作は不要です
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詳細:https://docs.stripe.com/payments/place-a-hold-on-a-payment-method
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Square の場合
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事前承認の有効期間は、オンライン決済で最大7日間、対面決済で約36時間
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キャンセルがあった場合、承認は自動的に解除され、施設側の操作は不要です
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詳細:https://developer.squareup.com/forums/t/can-i-extend-time-to-hold-authorized-money/16978
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操作手順
自動支払いポリシーを作成する手順
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「新規のポリシーを追加」ボタンをクリックします。

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自動支払いポリシーを作成するウィンドウが表示されます。各フィールドの入力します。 💡項目名の横にアスタリスク(*)がついているものは入力必須項目です。

- 名前 *必須
支払いポリシーの名称を入力します。 - 説明 *必須
この支払いポリシーの内容や目的を説明する文を入力します。 - 種類 *必須
「固定金額」または「パーセント」から選択します。 - 金額 *必須
選択した種類に応じて、金額または割合(%)を入力します。 - 支払いのタイミング *必須
支払いの基準となる時点を選択します(例:チェックイン日/チェックイン時間/チェックアウト日/チェックアウト時間)。 - 日数 *必須
選択した基準日から、何日前または何日後に支払いを実行するかを指定します(例:2日前など)。 - 時間 *必須 支払いを行う時間(時)を入力します(例:15)。
- 分 *必須
支払いを行う時間(分)を入力します(例:30)。 - タイミング *必須
基準時点に対して「以前」または「以降」のどちらに実行するかを選択します。
- 名前 *必須
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「送信」ボタンをクリックして設定を完了します。

自動支払いポリシーの編集・削除
- 既存のポリシー一覧から編集または削除したいポリシーを探します。
- 対象のポリシー名の左側にある「︙(3つのドットアイコン)」をクリックします。
- 表示されたメニューから「編集」または「削除」をクリックします。
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「編集」を選択すると、支払いポリシーの編集画面が表示され、必要な変更を行えます。
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「削除」を選択すると、確認メッセージが表示されますので、削除を確定するとポリシーが削除されます。

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自動支払いポリシーを特別料金プランに設定する手順
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メインメニューから 「料金プラン」 をクリックします。
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サブメニューの 「特別料金プラン」 を選択します。
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編集したい特別料金プランの行にある 「︙(3つのドットアイコン)」をクリック します。
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「編集」を選択します。

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「特別料金プラン情報の更新」画面が表示されます。
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下へスクロールし、「支払いポリシー」 のドロップダウンメニューをクリックします。
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設定したい 自動支払いポリシー を選択します。

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「送信」ボタンをクリックして設定を保存します。特別料金プランに自動支払いポリシーが適用されます。

自動支払いポリシーはどこに表示されますか?
予約エンジン内の「支払および確定」ページの「支払い方法」セクションに設定した自動支払いポリシーが表示されます。ゲストが予約の最終確認を行う際に、適用される支払いルールとして表示されます。